カウンセリングとは
『カウンセリング』この言葉を日常の生活の中で聞
く機会が増えてきたのではないでしょうか。
美容院、化粧品を買うとき、ネイルをするときな
ど。
街中を歩いていても『カウンセリング』という言葉
が溢れているのをよく目にいたします。
私たちが目にしているカウンセリングとは一体どの
ようなことでしょう。
美容系のカウンセリングは、皆さんに色々と聞くこ
とを言っています。
・今日はどのようになさいますか？
・今日はどのような物をお探しですか？
・今日はどのようなネイルにされますか？
一般的に皆さんに認知されているカウンセリングは
この上のようなものです。
では、実際にカウンセラーが行うカウンセリングは
何が違うのかということはあまり知られてはいない
かもしれません。
カウンセラーのところで行なわれるカウンセリング
は少し特殊な部類に入るのかもしれません。
そして、そこで行うカウンセリングも「きく」とい
うことを行います。
カウンセラーの「きく」というのは「聞く」ではな
く「聴く」と
いうことを行います。
ではその違いとはどのようなことなのでしょう。
皆さんが日常で接している聞くということ。
それはあらかじめ決まった形式を質問したり、アド
バイスをしたりすることをここでは聞くといいます。
そして、カウンセラーがおこなっている聴くという
こと。
それはあなたの話に耳を傾けることをここでは聴く
といいます。
何気なく感じるかもしれませんが、聞くと聴くの違
い。
これがとても重要なことなのです。
しかし、実際に体験しないとなかなか感じることが
できません。
私たちは訓練しないと聞くしかできないのです。
こんな体験ありませんか？
・自分が話そうと思ったことはなんとなく遮られて、
相手の話や質問が多くなっている。
・自分が話していたのに、気がつけば相手が話を取っ
てしまっていて聞き役になっている。
・なんだか聞いてもらた気がしなかった。
・話をしにきた自分はスッキリしなかたのに、相手は
満足そうな感じがする。
話を聴くトレーニングをしていない人に相談すると、
主人公はあなたのように見えて、質問している人が
話の主人公なのです。
なぜ訓練しないと出来ないの？
誰が何気なく友達や知人、友人に相談を持ちかけた
ことはあるのではないでしょうか。
また、その逆でもちかけられたことも。
では、悩み事や相談を持ちかけられたとき、どうし
ましたか？
多くの人は一生懸命にその人の悩みを解決してあげ
ようと話を聞くことと思います。
そして、話を聞いて一生懸命にアドバイスをお伝え
するのではないでしょうか。
ここでは、アドバイスがいいとか、悪いとかという
お話ではありません。
アドバイスというのは、自分の知っていることや経
験の範囲内でしか答えられないということなのです。
伝えたい思いとは
人はそれぞれ悩みを抱えて生きているものです。
また、もっとこうしたいと言う事は違います。
そして、『これは話しするほどの事でもないな』と
か『こんなこと話ししたらどう思われるんだろう』
などとお考えになることもあるでしょう。
しかし、そのようなご心配は必要はありません。
それはご自身にとってとても重要な事で、そしてど
うにかして前進したいという思いの表れなのです。
時折耳にすることがあります。
「友達に相談したんですげど・・・」
「親友に相談したんですが・・」
「少し勉強している人に・・」
みなさん共通しておっしゃられることです。
「なんだか良いことは言われたのですが・・・」
「一生懸命に親身になって言ってくれる・・」
そして、カウンセリングを受ける空間はあなたの時
間であり場所です。どこにも出せなかったその思い
を、思う存分出していい場所。
カウンセリングを受けようと思うまでにも何度もご
自身の中で浮かんでは消し、また浮かんでは消しと
いう事が繰り返されてきたのかもしれません。
自分一人で考えていると、どうしても思考がループ
してしまい同じ事を繰り返して考えてしまう事が多
いと思います。
また、友達に話しすることもあると思いますが、何
かしっくりこなくて途中で話しを変えてしまう事も
あるのではないでしょうか。
カウンセラーは、話しを聴きます。そして話しをす
る前よりもきっと楽になっているでしょう。それは
ほんの少しの小さな変化かもしれませんし、大きな
一歩かもしれません。
あなたの心が自由にそして、強くなり、癒されてい
くお手伝いをいたします。